SESSION 撮影指南・デザイン相談
現在、仲程長治による「撮影指南」は、グループ講座や教室ではなく、個人セッションとしてお受けしております。
お一人おひとりの現状や作品の使用目的、目指したい撮影スタイル等に合わせて細やかな「指南」を行いますので、まずはご希望の日時、ご要望などをCONTACT(お問い合わせフォーム)よりお気軽にご連絡ください。
また、コンセプト設計からネーミング、ロゴデザイン、ビジュアルイメージ制作まで、ゼロからのあらゆるブランド構築やアートディレクションを行う「デザイン相談」も行っております。
僕の撮影スタイル
昔、島外から来たカメラマンの
アシスタントを頼まれた時のこと
あるカメラマンに、
「太陽の横にある、あの白い光はなんですか?」と聞かれた
「ああ、あれは月ですよ」と僕が答えると、
「嘘でしょ〜。月は昼間に出ないっしょ!」とそのカメラマンは言った
またある時は、別のカメラマンに
「沖縄の海は青い時と黒い時があるね。
パンフレットでは青いのに、今日はなんで黒いの?」と聞かれた
「浜の向きと太陽の位置の関係で
海は青くなる時もあれば、ならない時もありますよ」と僕は答えた
某有名カメラマンとロケの打ち上げした時には、
「カメラマンはね、金持ちのボンボンにしかなれないよ。
レンズとかボディとか照明とか三脚とかさ、高いでしょ。
普通は最初から買えないよ!」と言われた
カメラマンとは? 写真家とは?
何を極める人なのだろうか
今や、ネットを見れば溢れんばかりの撮影テクニックが
無料で簡単に手に入る時代
けれど、道具や情報がどんなに進化しても
僕の「撮る」姿勢は、昔から少しも変わらない
それは、基本があるからだ
昔の琉球人が感じていた風、
鳥や猫たちが見つめる視線、
隙間から覗けば今でも少しだけ残っている
懐かしい島の風景
僕が感じる圧倒的な島の美しさ、
この島だけの色と光と蔭、
ただそれだけを見つめ続けている
「あなたらしい撮り方って何?」
とよく聞かれるのだが、
写真は引き算、カメラは足し算
カメラという道具と仲良くなるには?
写真という表現を楽しむには?
そんなことを
ぶれない自分のスタイルを探している
「あなた」に伝えられれば…と思っています
仲程長治
